デイサービスで毎日の笑顔をサポートする総合介護事業のリハネット神戸

 

 厳しい寒さも去り、ようやく春らしい気候になってきましたね。ポカポカ陽気が続くと、ついうとうととしてしまいます。今回は睡眠についてのお話をしていきたいと思います。

1.十分に睡眠をとっていますか?

 OECD(経済協力開発機構)が2011年に行った国際比較調査では、日本人男性の平均睡眠時間は7時間41分、女性は7時間36分だそうです。これは、調査した28カ国で1番少なく、日本人の睡眠不足が懸念される結果となっていました。では、睡眠を十分に取らないとどうなるのか。次に行ってみましょう。

2.睡眠を取らないとどうなる?

 みなさんも経験されたことはあると思いますが、睡眠不足の時は集中力、記憶力の低下、気分不良など体にも様々な影響を及ぼします。また近年、様々な研究により睡眠不足が肥満になりやすかったり、風邪をひきやすくしているとも言われています。さらには様々な病気の原因となる「ストレス」とも大きく関係しているようです。
睡眠不足が関係する「介護疲れ」、「うつ状態」なども社会的な問題となっています。

3.どれくらい寝ればいいのか?

 調べてみたところ、厚労省が「健康づくりのための睡眠指針2014」というものを出していました。それを見ると、睡眠時間は生活様式によって影響をうけるので、「日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番」と書かれていました。んー。わかりにくいですね。まぁ人によって、活動量によって睡眠量に差が出るのは頷けますよね。一応目安としては7時間前後の睡眠が良いようですが、日中の活動時に不調や問題がないか振り返ることが大切、ということですね。

4.睡眠のための工夫として

 睡眠12箇条というものがありましたのでご参考までに。

 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
 10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
 11.いつもと違う睡眠には、要注意。
 12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

では、みなさま、睡眠をしっかりとって、健康に笑顔で過ごされますように。

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