デイサービスで毎日の笑顔をサポートする総合介護事業のリハネット神戸

 

皆さん寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。コタツやストーブの前でじっとしていませんか?寒くなると厚着をし、体も動かしにくくなりますね。
しかし、最近は晴天が続いてますので、是非とも外に散歩に出てください。そして骨に栄養を与えてください。ということで、今回のテーマは「骨粗鬆症」で す。

【概 要】
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は骨密度が減少し、骨がもろくなり、カスカスになっていく病気で、女性に多く見られます。
骨粗鬆症が特に問題となるのは高齢者の骨折で、寝たきりの原因になり得ますので注意が必要です。(転倒による骨折は日本人の寝たきり原因第3位です)

【分 類】
骨粗鬆症には以下の2タイプがあります。

(1) 閉経後骨粗鬆症(約51~65歳に起こる) 女性:男性=6:1

(2) 老人性骨粗鬆症(約75歳以上に起こる) 女性:男性=2:1

と女性に非常に多い病気です。女性はもともと男性より骨量が少ないのに加え、閉経によりホルモンバランスが崩れ、それが原因となり骨量が減ります。
女性の平均年齢は一般に男性よりも長いため、骨量に目配りした生活をしなくてはなりません。

【予 防】
骨粗鬆症は加齢に関係する病気ですが、若いうちから注意して予防していく事が大切です。

(1) 骨量は、骨格の成長と共に20歳くらいまで増えていきますが、成人期にピークを迎えて中高年期には、しだいに減少します。そのため自分の骨量を測定し自覚しておくのも良いでしょう。

(2) 日常生活の過ごし方で骨量の減りが大きく違ってきます。適度な運動や十分なカルシウムをとり、家に閉じこもらない生活をおくる事が大切なのです。
例えば週に3回以上30分~1時間くらいの運動を行う事で、カルシウムが骨に定着するのを助けます。運動の種類としては歩行やジョギング、エアロビクスなどありますが、膝に負担をかけない為に、プール内での歩行や自転車などの運動がお勧めです。
ここで注意しなければいけないのが、過度の運動、過度のダイエット、喫煙やお酒の飲みすぎは骨量は減らす原因になるので注意してください。また、女性では生理不順を招くような過労にも注意してください。

(3) 日光浴を行う事もお勧めです。カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光浴を行う事で体内に作られます。コレルテロールが代謝されたり、紫外線により化学変化する事でビタミンDに変化します。しかし、日焼けをするほど日光浴を行う必要はなく、1日20分~30分、木漏れ日程度の日差しで十分です。ぜひ、みなさんも木漏れ日の下、散歩をしてみませんか?

(4) 骨の元であるカルシウムを取る事はとても大切です。また、リンマグネシウムも骨の元になるので摂りましょう。
しかし、リンは取りすぎるとカルシウムの吸収を妨げるので気をつけてくださいね。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので一緒に摂るといいでしょう。
注意する事として、アルコールや喫煙はカルシウムの吸収を悪くし、塩分やたんぱく質の摂りすぎはカルシウムの利用を阻害します。塩分の摂りすぎはせっかく摂ったカルシウムをおしっこと一緒に出してしまうのでもったいないです。では実際にカルシウム・リン・マグネシウムなどを含む食材を挙げてみましょう。

・乳製品…牛乳・ヨーグルト(200~300cc/日)、チーズ、サワークリーム 等
・魚介類…わかさぎ、いわし、あさり 等
・野菜類…ひじき、豆腐、切り干し大根、ごま 等

ほかにも沢山ありますが、特に牛乳はカルシウムやビタミンDを多く含むので、お勧めします。(太り気味の方は低脂肪乳がよろしいかと・・・)

骨量が減っていくのは、肌が老いていくのと同じように仕方がない事ですが、今から予防を行う事で老後の人生も変わってきます。
寝たきりとは無縁の、健康な老いを目指して頑張りましょう。

2007.01.19

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