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先日、この健康コラムでアンチエイジングの話をしましたが、本日はちまたでよく耳にする「コエンザイムQ10」について書きたいと思います。
皆さん聞いた事はあると思いますが、「コエンザイムQ10」って何?と聞かれて答えられる人は少ないでしょう。
実はこの「コエンザイムQ10」、まだまだわかっていることのほうが少ないようで、偏った情報のみが氾濫しているようなので、これを見て参考にしていた だけたらと思います。

【コエンザイムQ10の役割】

1.抗酸化
体内の活性酸素量が増える事、つまり体が「酸化」していく事が老化の原因といわれています(最近、老化と活性酸素とは関係ないという論文も出ましたが・・・)。
コエンザイムQ10にはその「酸化」を防止する抗酸化能力があるといわれています。
抗酸化物質には色々ありますが(ビタミンC・Eなど)、中でもビタミンEとコエンザイムQ10が協力して体の酸化を防止しているようです。
また、コエンザイムQ10は体内で合成が可能なため、基本的に外から摂取する必要はありませんが、20歳をピークに体内での合成能力が衰えていくと言われているため、アンチエイジングの重要な要素である抗酸化に大きく期待されています。

2.エネルギー生産
皆さんが運動したりする時は、その行為を行なうためのエネルギーが必要になります。そのエネルギーは「ATP(アデノシン3リン酸)」といって細胞内にあるミトコンドリアというところで製造されています。
コエンザイムQ10はそのATPを生産する過程で必要な酵素を手助けする補酵素のことを言います。
また、心臓を動かすためのエネルギー産生もコエンザイムQ10が関わっているようです。
【ユビキノン】

コエンザイムQ10は他に「ユビキノン」という名前で呼ばれることもあります。
1970年代から、うっ血性心不全の薬としてユビキノン(コエンザイムQ10)が用いられていましたが、現在では法律の改正により、健康食品や化粧品として手に入れる事が簡単に出来るようになりました。
その結果、コエンザイムQ10を含む商品が次々に登場し、抗老化・美肌などの目的で人気を博しています。しかし、そのような効果が臨床的に実証されたと いう研究はまだまだ少ないため詳しくわかっていのが現状のようです。(多量使用には批判的な論文もあります)
【おわりに】

このように、コエンザイムQ10はエネルギーの産生や抗酸化能力に関しては確かに欠かせない要素であるという事はわかりましたが、普段耳にするような 「美容効果」などについては信頼性がある論文などを見つけることが出来ず、疑問が残るところです。ちなみに信頼性のある商品には「コエンザイムQ協会」の 認定マークがあるそうなので参考にしてください。
健康を保つためには「正しい食生活・定期的な運動・休息」が基本です。最初からサプリメントなどを多用するのではなく、まずはそこからはじめるよう、心がけましょう。

 

2007.04.13

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